谷中で伝統的な日本文化を体験できるアクティビティスポット「茶室 瑜伽庵(ギャラリー大久保)」
住所:〒110-0001 東京都台東区谷中6-40 Googleマップ
アクセス:東西めぐりん「9-谷中霊園入口、16-谷中霊園入口」か
JR、京成「日暮里駅」からどうぞ
営業時間:お茶室 11:00~17:00(L.O.16:00)、喫茶室 11:00~18:00(L.O.17:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)、火曜日
お問い合わせ先:03-5834-2119
HP:http://gallery-okubo.tokyo/ ※English site ※French site
今回ご紹介する「茶室 瑜伽庵(ギャラリー大久保)」さん。一見骨董屋さんのように見えますが、アンティーク販売はもちろんのこと、本格的なお茶から香道、カフェ、ランチまで楽しめる複合ショップなのです!
茶室 瑜伽庵(ギャラリー大久保)では「骨董・西洋アンティーク・茶室・香道・カフェ・ランチ」が楽しめます!
前身の大久保美術は、大正2年(1913年)より茶道具を中心に和の骨董店を営んでいたそう。現在の店主、大久保満さんが店主に就き、2015年から、お店の2階を「ギャラリー大久保」とし、本格茶室「瑜伽庵」と洋風喫茶(カフェ)を併設し運営を始めました。1階には和骨董店をそのまま残しているので、茶室やカフェがあることを知らなかったという人もいるかも知れません。
筆者の所属している「お香専門店 香源」でも、本格的な香道(聞香)体験はできませんし、体験できる施設といったら、都内でも限られてしまいます。しかも、茶道や香道の先生がいらっしゃり、レクチャーを受けながら楽しめるというところがとても魅力的です。
もちろん、和骨董店としても100年以上続く歴史がありますので、お買い物を楽しむだけという人にも、おすすめできるお店です。
こだわりがつまった茶室「瑜伽庵」。本格的な骨董茶碗を選んでお茶を愉しむ
瑜伽庵さんの茶室は立礼式(りゅうれいしき)をアレンジしたもの。立礼式とは、椅子に座ってお茶をいただくスタイルを言いますが、瑜伽庵さんではゲストは椅子に座り、亭主(もてなす側)は畳の上でお点前をおこないます。
このスタイルは、阪急グループや宝塚歌劇団の創設者として有名な小林一三さんが考案されたもので、雅俗山荘にある茶室「即庵」が有名だそうです。谷中の町には、海外からのお客様も多く、このスタイルがとても喜ばれているそうです。小林一三さんが茶道に取り入れた「和洋折衷」の考えは、海外の方の思考にも通じているということでしょうか。
本日は、店主の娘さん大久保敦子さんにお茶を点てていただきました。
骨董屋ならではの特別なおもてなし
瑜伽庵さんでは、貴重な骨董茶碗の中からお好きな茶碗を選んでお茶をいただけるというおもてなしをされています。元々茶道具を中心に骨董店を営んできた瑜伽庵さんならではの特別なサービスです!
お茶室料金のご案内
・抹茶と和菓子のセット/1,000円(税込)※お時間の目安は30分
・正式なお点前オプション/2,000円(税込)※お時間の目安は60分
※4名様でお点前オプションを付けた場合、2,000円+1,000円×4となります。
季節の設えを愉しみ、本格骨董茶碗を選び、お作法無用で純粋にお抹茶と和菓子を楽しめる瑜伽庵さん。一度のみならず、色々な季節に行ってみたいものです。
アートギャラリーとしても利用できる2階洋風喫茶でアンティーク・ヴィンテージ洋食器を楽しむ
お茶室と反対側に位置する「洋風喫茶」は、天井が高く日の光が注ぐ明るい空間で、ゆったりと飲食することができます。お茶室同様、英国スポード社やウエッジウッド等の高級食器が使われているところが、アンティーク好きにはたまりません。コーヒーや紅茶、また、女将特製の「キーマカレー」も人気のランチメニューになっているようです。
飲食料金のご案内
・コーヒー、紅茶などのドリンク/450円~
・ランチ/980円 ※11:00~ L.O. 17:00
お茶室、洋風喫茶(ギャラリースペース)のレンタル料金のご案内
お茶室のみ、洋風喫茶室(ギャラリースペース)のみのご利用や、両スペースとも使用し「お茶会」など開催することもできるそうなので、お気軽にご相談くださいとのことです(電話/03-5834-2119)。
親子三代、ご家族で経営されている瑜伽庵さんに谷中、谷根千への想いをお聞きしました
瑜伽庵の店主、大久保満さんと、お店を切り盛りする女将の真知子さん。店主のお母様幸子さんは骨董と香道のスペシャリストで、そのお友達、茶道歴40年以上の安藤美幸先生。親子三代と安藤先生の5人で運営されています。
「毎年多くの人が谷中や、谷根千へ訪れてくれています。お店を営んでいる以上、とてもありがたく感謝しておりますが、子供の頃から住んでいる人間からすると、少し寂しいところもあります。次々に観光地化していってしまうと、昔ながらの町並みや印象が少し変わってきてしまいますよね。新旧上手く融合し、谷中の良さを残していければと思います」と店主の大久保満さん。
「谷中は子供の頃から育った街。東京の中では、少しノスタルジック、懐かしい印象がある街です。自分の中では、その雰囲気が当たり前だったのですが、最近になって谷中の街が他の街とは違うんだなと強く感じるようになりました。地元愛が強いので、地域、街のコミュニティを大事にして、谷中を訪れる外国人、観光者をおもてなししたいと思っています。もっと世界に広められていければ良いですね!」
祖母とお茶の安藤先生から骨董の知識、香道、茶道の教えを受ける敦子さん。谷中の瑜伽庵さんは、この先しばらく安泰そうですね♪
「世俗を離れた空間」でゆったり過ごし、日本の伝統文化に触れてみてはどうでしょうか!
住所:〒110-0001 東京都台東区谷中6-40 Googleマップ
アクセス:東西めぐりん「9-谷中霊園入口、16-谷中霊園入口」か JR、京成「日暮里駅」からどうぞ
営業時間:お茶室 11:00~17:00(L.O.16:00)、喫茶室 11:00~18:00(L.O.17:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)、火曜日
お問い合わせ先:03-5834-2119
HP:http://gallery-okubo.tokyo/ ※English site ※French site