コラム

【香源 上野桜木店】店舗2階の美術館にお香に使われる原料を展示中です。こちらでは、様々な原料をご紹介!

上野桜木店News2024年3月3日

東京上野桜木にあるお香・線香・香木・数珠・香炉の専門店の香源上野桜木店では、お香に使われる香木や漢薬などの香原料を多数ご用意しております。
香源 上野桜木店の2階は「世界一小さな香道具美術館」として貴重な香道具や香木の彫刻、瀬戸ノベルティなどの美術品を展示しております。

この度、香源 上野桜木店2階の展示に追加として、お香に使われる香木・香原料を多数展示いたしました。実際にそれぞれの原料を見たり、香りを確認したりすることができるようになっております。

こちらの香原料は1階で刻みや粉末サイズで個別に販売もしておりますので、気に入った原料がありましたらお声がけくださいませ。
お取り置きや、電話でのご注文も承っておりますので、ご希望ございましたらお問い合わせお待ちしております。

香源 上野桜木店2階の「世界一小さな香道具美術館」の詳細はこちらからどうぞ。

こちらのページでは展示品の香原料をご紹介いたします。

【香源上野桜木店】
営業時間:9時17分~18時17分 水~日曜日営業(月・火定休)
電話番号:03-3827-6666
所在地:東京都台東区上野桜木1丁目10-16
駐車場:店舗前に有料駐車場あり

2階 香原料 展示スペース

【香源上野桜木店 香原料のご紹介】

白檀 びゃくだん(Sandalwood)

白檀01
・白檀:ビャクダン科半寄生の常緑高木の幹や根の芯材
・英名:サンダルウッド(Sandalwood)
・主な産地:インド、インドネシア、オーストラリアなど
白檀は他の植物に寄生し栄養分を吸収しつつ、自らも光合成をするという半寄生植物です。
まろやかで甘い香りが特徴で、この精油はサンダルウッドと呼ばれアロマなどでも人気のある香りです。
人口植林が難しく、良質な白檀が採れるには30年ほどかかると言われています。
白檀02

沈香 じんこう(Agarwood)

沈香01
・沈香:ジンチョウゲ科アキラリア属・ゴリスチラス属の常緑高木
・英名:アガーウッド(Agerwood)
・主な産地:ベトナム・インドネシアなど
ジンチョウゲ科の特定の植物に、病的や外的な要因で傷ができたとき、その傷を治すために樹脂(タール)が集まり、その後、胞子やバクテリアの働きによって、成分が変質し香りを放つようになったものを沈香と呼びます。良質な沈香は100年から150年の歳月がかかると言われています。
沈香02

乳香 にゅうこう(Frankincense)

乳香01

・乳香: カンラン科ボスウェリア属の常緑高木の樹脂が固まったもの。
・英名:フランキンセンス(Frankincense)
・主な産地:アフリカや中近東
西洋では古来より宗教儀式に用いられてきた伝統的な香りで、 教会等で場を浄めるために薫かれます。
清涼感のあるすっきりとした香りがします。

乳香02

貝香 かいこう(Cuddy shell)

貝香01

・貝香:大型の巻貝アカニシ等のふた
・英名:カディシェル(Cuddy shell)
・主な産地:主にアフリカ東海岸
貝香は大型の巻貝等のふたです。主にアフリカ東海岸で採れる巻貝の殻が良質な原料となります。
単品では良い香りとは言えませんが、保香材として使われており、香りを安定させて長持ちさせる役割があります。

貝香02

藿香 かっこう(Patchouli)

かっこう01

・藿香:シソ科のカワミドリの葉と茎部分を乾燥させたもの。
・英名:パチュリ(Patchouli)
・主な産地インドネシア・マレーシアなど
シソの茎のようなさわやかで、どこか甘い香りがします。藿香はハーブのパチュリのことで、古くから香料や薬用に使われていました。薬草のようにウッディーですっきりした香りで、緊張や不安を和らげるといわれています。

かっこう02

桂皮 けいひ(Cinnamon)

桂皮01

・桂皮:クスノキ科ニッケイ属の樹皮
・英名:シナモン(Cinnamon)
・主な産地:中国南部・ベトナム・スリランカ
別名シナモン。中国やベトナムで産出されたクスノキ科の常緑樹の樹皮です。その独特な甘さと、かすかな辛い香りから食品香料として重宝されていて、日本ではニッキや葛根湯の香りで知られています。鑑真和尚と同時期に正倉院に納められた「種々薬帳」にも記録が残っており、古来より薬や香りの調合に使われてきました。

桂皮02

大茴香 だいういきょう(Star Anise)

大茴香01

・大茴香:シキミ科(モクレン科)トウシキミの果実
・英名:スターアニス(Star Anise)
・主な産地:中国南部
中国では香辛料として古くから使われていて、杏仁豆腐も大茴香で香りをつけています。中国南部に自生するモクレン科の常緑の実で、八角の星形をしていることから八角茴香とも言われています。香りは爽やかな甘みで、香材としては、香りの奥行きを広げる役割で使用されています。

大茴香02

龍脳 りゅうのう(Borneol)

・龍脳:フタバガキ科の常緑大高木、龍脳樹の結晶性顆粒
・英名:ボルネオール(Borneol)
・主な産地:インドネシア、マレーシア
龍脳は、龍脳樹という木からしみ出た樹脂が結晶化したものです。無色透明で昇華性のある結晶であり、香りは樟脳に近いですが、樟脳より柔らかくふくよかな香りがします。 樟脳は、乱獲や伐採により、現在では絶滅寸前に分類されているほど希少であり、天然龍脳は殆ど産出されないため、分子構造が似ている樟脳から合成され代用されています。

龍脳02

零陵香 れいりょうこう(Fenugreek)

零陵香01

・零陵香:サクラ草科の多年草の全草
・英名:フェヌグリーク(Fenugreek)
・主な産地:中国南部・アラビア半島
インド・イランに産するサクラソウ科目を乾燥させたもの。名前の由来は中国の産地からきています。 別名はフェヌグリークで、日本のカレー粉には必ず入っている香辛料です。その香りは、他の香料と一緒におくとすべてに香りがついてしまうと言われるほど、強くて甘い香りです。

零陵香02

丁子 ちょうじ(Clove)

丁子01

・丁子:フトモモ科チョウジノキの花蕾
・英名:クローブ(Clove)
・主な産地:インドネシア・マレーシア・アフリカ
ヨーロッパでは肉の臭み消しや防腐剤に使われている香辛料です。チョウジノキの開花の直前の蕾を乾燥させたもので、形が釘に似ていることから「丁」の字を当てて名付けられました。 その強い香りは、昔の中国では口臭消しや虫歯の痛み止めにも使われていたとか。日本でも修行僧は清めの意味で口に含むそうです。

丁子02

安息香 あんそくこう(Benzoin)

安息香01

・安息香:エゴノキ科エゴノキ属の常用樹の樹脂
・英名:ベンゾイン(Benzoin)
・主な産地:インドネシア・マレーシア・中近東
樹を傷つけしみ出た樹脂を採取したものになります。アロマの世界では、呼吸を整えてリラックスしたいときに使い、漢方薬では、去痰剤の原料に使われています。お香、お線香の調合では、全体の香りを安定させ長持ちさせる役割があります。

安息香02

甘松 かんしょう(Spikenard)

甘松01

・甘松:オミナエシ科の多年草の根茎
・英名:スパイクナード(Spikenard)
・主な産地:中国・インド
独特の甘さ酸っぱさ、苦さがありこってりした香りが特徴です。ヒマラヤ山脈や中国の山岳地帯にしか生えない高山植物で、甘松自体の香りはあまり良いものではありませんが、沈香との相性が良く、時間の経過とともに濃厚な甘さに変化していきます。

甘松02

山奈 さんな(East-Indian Galingale)

山奈01

・山奈:ショウガ科バンウコンの根茎
・英名:イーストインディアンガリンゲール(East-Indian Galingale)
・主な産地:中国南部・インド
中国南部が原産の、多年草の根茎を輪切りにし乾燥させたショウガ科の植物(バンウコン)。ショウガの匂いに近いすっきりした香りで、調合の際は他の香料の強烈な香りをぼかして両方を馴染ませることができる補助的な役割を担っています。江戸時代に南蛮から入ってきたウコンということで、バンウコン(山奈)と名付けられました。

山奈02

排草香 はいそうこう(Agastache Rugosa)

排草香01

・排草香:シソ科のカワミドリの根の部分を乾燥させたもの。
・英名:アガスターシェ ルゴーサ(Agastache Rugosa)
・主な産地:インドネシア・マレーシアなど
土の上に出ている部分を「藿香」、土の下の根っこの部分を「排草香」と呼んで区別しています。藿香に比べ、香りが強く、清涼感がありやや辛く熟した香り。粉末にしてお線香によく使われている香原料です。

排草香02

2階 香原料 展示スペース

香源 上野桜木店

香源上野桜木店_外観
香源 上野桜木店
〒110-0002 東京都台東区上野桜木1丁目10-16
TEL:03-3827-6666
営業時間:9時17分~18時17分
定休日:月・火曜日
駐車場:店舗前に有料駐車場あり
詳しいアクセスはこちらからどうぞ。

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