季節のおすすめお香のご紹介(6月編)二十四種香・七十二候香【6月頃の節気・侯と今月のお香紹介】~香源東京銀座本店~
香源News2021年6月15日

季節のおすすめお香のご紹介(6月編)二十四種香・七十二候香【6月頃の節気・侯と今月のお香紹介】~香源東京銀座本店~

季節のおすすめお香のご紹介(6月編)二十四種香・七十二候香【6月頃の節気・侯と今月のお香紹介】~香源東京銀座本店~

季節のおすすめお香のご紹介(6月編)

二十四節気・七十二侯とは?

1年は12ケ月、これは現代を生きる我々には常識ですが、その常識の大元となる「暦」が発明されたのは紀元前18世紀の古代バビロニアまでさかのぼると言われています。暦は太古の昔から日常生活に必要不可欠な要素だったため、そのおかげで文明が発展していけたといっても過言ではないでしょう。
そして現在、世界中で一般的に使用されている暦は「太陽暦」というもので、太陽の動きを観測してそれを365(+1)分割して一年とした暦なのです。しかし昔の日本ではこの太陽暦は使っておらず、代わりに「太陰暦」という月の満ち欠けを基準に一ヶ月の長さを決める暦を6世紀頃、その当時の中国から輸入して国の共通暦としていたのです。これを「旧暦」と呼びます。

現代人にとって1年といえば12ヶ月。あとは春夏秋冬の四季である程度の季節感をあらわせば暮らしに支障はありません。
しかし昔々の人々はそれだけでは足りないと考え、季節をさらに細かく24分割・72分割したものが二十四節気と七十二侯なのです。
日本人は暦の伝来した頃からすでに農耕民族で、稲作をはじめとした農業では季節の移ろいをつぶさに観察して作物に適した環境を整えてあげることが大切でした。
現代ではビニールハウス農業も一般化して旬のものでなくても食卓に並べられていますが、昔の農業は天候に左右されやすく逆に旬のものしか食べる機会はありませんでした。そんな暮らしのなかで大切な作物をより効率的に育て上げるため、自然の小さな変化をすばやく察知して農作業の時期を調整していたのです。そこで活用されたのが二十四節気・七十二候だったのです。
ただ二十四節気と七十二候は古代中国の暦から生まれた季節区分なので、現代の節気・候は日本風アレンジをされつつも中国的な情緒を残すものとなっています。

6月頃の節気・侯と今月のお香紹介

さて、6月を旧暦の和名で呼ぶと「水無月」で節気はというと「小暑」と「大暑」なのですが、今回紹介するのは旧暦5月頃の節気、つまり新暦の6月の気候の節気となります。
6月の節気・侯とお香紹介なのになぜ5月になるかというと、旧暦と新暦では1ヶ月強の時期のズレが生じるため季節感もそれだけズレてしまうからです。なので6月の節気はまた別でご覧いただくとして、今回は五月「皐月」の節気・侯の紹介と参ります。

なぜ皐月が「サツキ」なのかというと、これは田んぼに稲を植える時期に関係しているという説があります。
サツキの”サ”は早苗、つまり田植えの時期を前倒しにするために早めに用意した若い苗のことをいうとされ、または稲そのもののことを指しているともいわれます。
そんな稲作のなかで重要な月となる皐月の節気は「芒種(ぼうしゅ)」と「夏至(げし)」です。
「芒種」とは梅雨入りの頃合いに穀物の種を蒔くことを指しており、実際にこの時期かもう少し早い段階で種籾を発芽させておいて水田に植え付けを行なう時期にあたります。
「夏至」とは太陽の照っている時間が一年で最も長い日のことで、暦上では夏という季節の真ん中の時期を指しています。

では香源からお送りする皐月の節気のお香は以下です。

6月に届く二十四節気のお香

6月に届く二十四節気のお香

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節気の紹介のお次は皐月の七十二候です。候であらわされるのはその季節に起こる自然の出来事なので、6月頭から末までにある代表的な季節感のあるものが選ばれています。
こちらはほぼ名前の通りの出来事なので、情景の詳しい説明と香りについては以下でご覧ください。

6月に届く七十二候のお香

6月に届く七十二候のお香

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6月におすすめのお香

ここからは6月の季節のおすすめお香の紹介です。
湿度が高くジメっとした空気になりがちなこの時期ですが、湿気が香りに絡みついていつもと一味違ったお香体験ができる季節でもあります。
そんな梅雨時におすすめのお香は以下になります。

香源のお香 煉香の香りシリーズ 夏の雨

香源のお香 煉香の香りシリーズ 夏の雨

香源からのおすすめはやはりこの時期にピッタリなコンセプトのお香「夏の雨」です。
こちらの煉香の香りシリーズは平安時代の頃のお香のスタンダードであった丸薬状のお香「煉香(ねりこう)」を現代的にアレンジしたものです。
平安時代は暦の文化が特に発達し、陰陽道などに活用されて生活と密接な関係があった時代で、お香文化も最盛期でした。そんな時代の夏の定番のお香を「荷葉(かよう)」といい、蓮の花…ではなく蓮の葉っぱの香りとなります。これは旧暦の5月・皐月は梅雨の時期にあたり、昔の夏の区分は4月から6月だったためなのです。そこでまだ梅雨のころの開花前の池の蓮は夏の象徴的な風景とされ、その蓮の葉の青っぽい香りが夏の香りとされたのです。
そして香源の「夏の雨」ですが、取り扱いは短寸ミニ寸の二種類の長さを用意しており、それぞれ10本・20本・40本入りの必要量で選べるパッケージでのご提供です。
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日本香堂のお香 花風 蓮花

日本香堂のお香 花風 蓮花

香源の「夏の雨」は蓮の葉ですが、日本香堂からは「花風」シリーズの「蓮花」のご紹介です。
こちらはタイトル通り、蓮の花の香りをイメージしたお香となっております。季節にあった香りを楽しむのもお香の醍醐味のひとつですが、少し先の季節を先取りすることができるのもお香の楽しみのひとつです。なので蓮の花が咲くのはもう少し先ですが「夏の雨」とあわせて「花風 蓮花」で、同じ蓮でもアプローチの違いがあることをお楽しみいただけることでしょう。
「花風 蓮花」は大箱の短寸バラ詰め、または少量からのお求めなら短寸小バラの二種類でご用意しております。
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さいごに

いかがでしたでしょうか?6月は湿気が気になり蒸し暑くなってくる季節ではありますが、それと同時に自然のはたらきも豊かになって夏めいてくる頃です。
香源ではそんな皐月の節気・候を香りでお届けいたしますので、ぜひお楽しみいただければと思います。

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