お香の原料の産地とは
日本のお香は、『香木』と『漢薬』…これら香原料の調香のバランスで出来ています。基本的な発想として、香木の香りを漢薬で引き立たせてあげるのが、お香や線香の香りの調香の部分になります。その中でも今回は漢薬の部分にスポットを当ててご紹介いたします。香木は白檀・沈香・伽羅の事ですが、『漢薬』というと何だろう?という方もいらっしゃるかもしれません。
漢薬とは香原料の呼び名で、スパイス、漢方薬に使われる原料と重複しているものも数多くあります。
たとえば桂皮(シナモン)・丁子(クローブ)・乳香(フランキンセンス)・麝香(ムスク)などは英語の名前のほうでご存じの方も多いはず。これらの漢薬を使用することによって、より香木の香りが引き立つ、もしくは香りの全体を整えるなどをいたします。
日本のお香なのにアロマで使う香りもあるの?と驚かれる事がありますが、もともと香原料は全て海外から仏教と共に伝わり、輸入されたもので、実は1つとして日本で採れるものはありません!
(お線香を作る際に必要な『タブ粉』という原料のみ日本でも採れますが、これは燃えた時に煙を出したり線香を形成するための『つなぎ』なので、厳密に香原料とは呼ばないのです)
産地の多くは、中国やインドネシア、マレーシアなど。アフリカが原産国のものもあります。
香源銀座本店の2階には、こんな香源料の産地マップがあるので、ご来店の際にぜひご覧になって下さいね。
香源では、これら様々な香原料を10g単位で手軽に購入する事が出来ます。
当店のお香製作体験を楽しんだ後、自分でも作ってみたい!と購入される方もいらっしゃいます。
最近はご自身でお香づくりをされる方やワークショップを開催されている方など、香原料のお問い合わせがとても増えています!
大量購入される方は事前にご連絡いただければ取り寄せも出来ますので、ぜひお気軽にご連絡下さい。