店主コラム 香友録2023年 春版
いつもお世話になっております。
店主きくやです。
皆様お元気でいらっしゃいますか?
今月は、香木の買取についてお話したいと思います。近年は、終活や遺品整理として『自宅じまい』が容易に出来るようになりました。
まとめて処分することは、利用者としては、簡単ですが、処分する中には、貴重なものも混じっていることもあります。
弊社で買取、査定を行っているのは、香木です。自宅じまい、仏壇じまいで貴重な香木が捨てられることも多々あります。
香木は、流木と区別がしづらいものですが、香木の専門業者であれば、鑑定は容易に出来ます。
寺院様から依頼を受けることはもちろんありますが、自宅から見つかる場合は、香道や茶道をやられていた方のお子様やお孫さんから見つかる場合が多いです。また仏壇の引き出しから出てくる場合もあります。
30年以上前ですと大きな仏壇を購入すると仏壇店からのお礼として法事などの時に使えるように香木を付けていた時代もあります。
以前はたくさん採れたことで価格もリーズナブルでしたのでおまけでつけることが出来たわけですが、現在では、上級品は、高くなっておまけで付けることは難しく、逆に仏壇よりも高くなっているものもあります。
香木査定を依頼をする側は、本物かどうか半信半疑の方が多く、たとえ本物の香木だとしても、どうせ偽物に違いない。と長い間、査定に来られるのを迷われていた方も多くいらっしゃいます。また、偽物だったら恥ずかしいと持ってくることを躊躇する人もいます。
実際に、鑑定に訪れる人の多くが、偽物でしょ?と言って持ってくる方も多くいらっしゃいます。
もちろん、それが本物だったことも多々あります。
捨てる前に一度、流木か、ただの木なのか、はたまた香木なのかを鑑定してみてはいかがでしょうか?
鑑定料は、無料です。ご希望によって買取、委託販売も行います。
店主敬白