銀座本店News2023年4月3日

【限定品】銀座本店に銀の香炉・香立が入荷しました。

人間国宝【重要無形文化財鍛金保持者】奥山峰石作・香炉『南鐐雲水文』純銀製
銀座本店に銀の香炉と香立が新しく入荷しました。
この香炉と香立を製造したのは、台東区にある株式会社内藤銀器製作所さんです。
内藤銀器さんは昭和12年から営業を開始しており、金・銀・銅・その他金属加工製品の製造やメンテナンスをされている会社です。

長年の経験と技術を駆使して、個人・法人問わず、トロフィーやカップを初めとして、記念品の製作等、銀製品を主軸として、金製品等数多くの商品や作品を製造し自社職人により細かな対応が可能で、オーダーメイド等ありとあらゆる要望にお応えする生産体制を備えています。

さらに人間国宝　【重要無形文化財鍛金保持者】奥山峰石先生がデザイン・製作をした世界に1つしかない完全限定の香炉も香源銀座本店にご用意しました。
人間国宝【重要無形文化財鍛金保持者】奥山峰石先生の略歴はこちらをご覧ください。

内藤銀器さんが作った各種の香炉・香立を以下順番にご紹介します。
銀や真鍮の素材を生かした猫の香立もご用意しております。

【人間国宝【重要無形文化財鍛金保持者】奥山峰石作・香炉『南鐐雲水文』純銀製】

鍛金技法で製作されており、何千回、何万回と一枚の板から金鎚で叩いて製作された品物
です。足の部分も叩き出されておりながら、口元は水平になっております。当たり前のこ
とのようですが、非常に技術の要する仕上がりです。また、本体の波模様も丁寧に叩かれ
ており、気品が漂います。

胴中は水面に雫を落とした時に広がる波紋を表現しております。
全てが同一の方向で同じ幅ではなく、各々の見る部分によって見え方が異なります。

蓋の雲部分に関しましても、透かしのみならず、雲自体も凹凸を作り、細かな部分までも表現をしております

販売できる商品の中でも、奥山先生の人間国宝　【重要無形文化財鍛金保持者】としての技が詰まった、作品に近い逸品であります。

価格：2,200,000円（税込）
幅：約95mm
高さ：約100mm
火屋の幅：約50mm
付目：約383g
ケース：墨書入り桐箱

作者略歴　鍛金家　奥山峰石
昭和12年：山形市新庄市に生まれる
昭和27年：笠原宗峰鍛金弟子入り
昭和52年：田中光輝鍛金師事
昭和57年：日本伝統工芸武蔵野展奨励賞受賞
昭和59年：日本工芸会正会員認定　伝統工芸日本金工展、文化庁長官賞受賞　他二回
昭和63年：日本伝統工芸展、高松宮記念賞受賞
平成2年：伝統工芸新作展鑑審査委員、山形県新庄市にて個展
平成6年：日本橋三越にて個展　伝統工芸新作展三越賞受賞　伝統工芸日本金工展鑑審査委員
平成7年：重要無形文化財鍛金保持者認定　日本伝統工芸展鑑査委員　東京都北区名誉区民選定　新庄市主催にて個展　北区名誉区民記念個展
現在　：重要無形文化財保持者　東京都北区名誉区民　日本工芸会参与

【銀製香炉　竹】

その名の通り、THE【竹】をイメージした商品になっております。
竹の図柄は勿論ですが、竹そのものを形にしてしまった最高傑作です。
また、火屋の部分は透かしをするのみではなく竹を編んだイメージになるように、製作されております。
商品の品質は細部に宿るように、細かい所にまで拘りをもって製作をしております。

彫刻の部分に関しましても、少し立体に見えるように肉彫りにしております

価格：660,000円（税込）

口径：76mm
高さ：108mm
付目：約245g