江戸の情緒感じる観音寺の築地塀
観音寺住所:〒110-0001 東京都台東区谷中5-8-28 Googleマップ
観音寺築地塀について
アクセス:東西めぐりん「15-三崎坂上」or JR山手線「日暮里駅」からが近いです
谷中の初音通りから観音寺がある脇道に入ると、珍しい外塀に遭遇します。観音寺南側約40メートル弱、高さ約2メートル。瓦と粘土を交互に積み重ねて築いた土塀で「築地塀(ついじべい)」といいます。江戸時代のお屋敷や寺院では多く採用されていた伝統的な建築様式ですが、現在残っているものは数少ないようです。
石垣の基礎に柱を立てて貫を通した骨組みを木枠で挟み、そこに練り土を入れて棒でつき固める「版築」という方法で作られる物が多く、塀の上に屋根として簡便な小屋組を設け、瓦や板などで葺いたものも多くある。
出典元:築地塀 – Wikipedia
古くは土のみで作られていたそうですが、強度を増し、水はけを良くするために瓦を間に入れるという改良がされたのですね。塀の表面には漆喰を全面に塗るものもあれば、瓦と瓦の間だけに塗るなどと、いくつかのスタイルがあったようです。観音寺の築地塀は関東大震災で一部が崩壊したそうで、現在の姿に至るまでは多くの修復作業があったとのことです。元の姿はどんなだったのでしょうか?想像してみるのも面白いかも知れません。
1992年には台東区の「まちかど賞」を受賞し、谷中のまちの風情を伝える代表スポットとなりました。気づかず通り過ぎてしまいそうな細道ですが、このような貴重な文化財があるなんて、谷中は本当に見どころが多く飽きない町ですね。
観音寺住所:〒110-0001 東京都台東区谷中5-8-28 Googleマップ 観音寺築地塀について
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