お香専門店がセレクト!白檀(びゃくだん)のお香おすすめランキング10選~お香の専門店 香源東京銀座本店がご紹介~
白檀(びゃくだん・サンダルウッド)のお香おすすめランキング10選~香源東京銀座本店~
今回はお香の専門店の香源東京銀座本店で買える白檀のお香のおすすめをご紹介いたします!
たくさんのお香好きのお客様に愛される、白檀をベースとしたおすすめお香をランキングでまとめました。
それぞれの商品の紹介・解説は、香源東京銀座本店のお香コンシェルジュがいたします。
目次
1.まず白檀とは?白檀の産地や輸出の現在について
1)産地について
2)白檀の材を採る箇所は2つ
3)輸出について
2.香源独自の香りの分類について
1)ピュアな香り
2)古典的な香り
3)現代的な香り
3.白檀のお香おすすめランキング10選
1)【薫寿堂】天寶(てんぽう)白檀 ピュアな白檀の香り
2)【精華堂】特選白檀 鳳雲(ほううん) ピュアな白檀の香り
3)【日本香堂】毎日白檀香 現代的白檀の香り
4)【梅栄堂】白檀古香 古典的白檀の香り
5)【玉初堂】花の象(しょう) ピュアな白檀の香り
6)【薫明堂】名香白檀 古典的白檀の香り
7)【誠寿堂】ことのは 白檀 古典的白檀の香り
8)【精華堂】焚香 新角割 ピュアな白檀の香り
9) 白檀 刻み
10)【香源】びゃくだん
4.まとめ
1.まず白檀とは?白檀の産地や輸出の現在について
白檀は英名ではサンダルウッド(Sandalwood)といいます。白檀の木は「半寄生植物」の一種で、他の木の生えているところに後から生えてきて養分を頂戴するタイプの樹木です。強い香りのする植物全般に言えますが、基本的に熱帯域にしか生えないのが特徴です。産地の関係で昔むかしから仏教やその他宗教文化、中東から日本までかけての香り文化とは切っても切れない関係の香木です。
1)産地について
インド・インドネシア・オーストラリア・東ティモール・西アフリカなど。
産地によって香りが少しづつ違いますが、お香に使われるのは甘みと爽やかさのバランスの良いインド産が中心になります。
インド南部のマイソール産白檀が最も高級として知られており、別名・老山白檀と呼ばれています。
2)白檀の材を採る箇所は2つ
1.ハートウッド(芯材) 木の幹の中心部分。仏像などを彫るときにも使うのはこちらです。
2.根木(ねぎ) 根っこの部分。アロマで使うエッセンシャルオイル(精油)はこちらから精製します。
3)輸出について
インド政府では白檀の輸出に制限を設けています。理由としては、以前は木の幹のみを伐採して香原料として使用していたのに対し、近年ではアロマオイルの採取の為に、文字通り根こそぎ伐られるようになったため、白檀の木が激減してしまったからです。
白檀も沈香と並んで香木の双璧ですが、沈香並みとはいかなくても年々、採取量が減ってきています。そのため、現在ではインド政府が若者の就業対策として白檀の栽培管理を奨励して後押ししています。
また、白檀の木は伐ってすぐには香りがなく、数年間熟成して香りがよくなっていきます。そのため、白檀の木が伐採に適した大きさに生育→採って数年間の熟成保管、と非常に時間がかかります。なので手間ひまかかっている分だけ、白檀は貴重なものなのです。
2.香源独自の香りの分類について
香源では香木系(白檀・沈香・伽羅)のお香の香りを3つの方向性「ピュア・古典的・現代的」に分類して、さらに「甘い・辛い」の程度をふまえてご説明しております。
特に店頭では、商品それぞれの香りの方向別にチャートにてどの商品がどのポジションか可視化できるようにしています。
たとえば「”現代的”で”甘い”お香」の範囲であれば「日本香堂・毎日白檀香」といった具合です。また「できるだけ”ピュア”で白檀の香りがストレートに感じられるお香」をお求めであれば「薫寿堂・天寶 白檀」のようにもおすすめできます。
1)ピュアな香り
香木(伽羅・沈香・白檀)の香りがそのまま感じられるお香をピュアと表現しております。香木本来の香りをダイレクトに味わいたい方におすすめの香りです。また沈香・伽羅には香木ごとの産地によって辛味や甘味などが変わってくるので、そこも奥深く面白い点です。
2)古典的な香り
香木に漢薬香料(漢方としても使われている天然香原料)をブレンドした、昔ながらの調合のお寺っぽさを感じる香りです。お仏壇にお供えするイメージにピッタリな香りはこちらです。お寺大好きな方など、お部屋を寺院特有の落ち着いた雰囲気にしたい方に人気です。
3)現代的な香り
香木の粉末やオイルなどを使いつつ、現代的な発想の花やハーブなどの香料を混ぜ、香りを華やかにしたものをいいます。少し洋風な味わいがあり、香水っぽさを感じるものもあります。落ち着きと華やかさを両立させた香りをお求めの方におすすめです。
3.白檀のお香おすすめランキング10選
1)【薫寿堂】天寶(てんぽう)白檀 ピュアな白檀の香り
薫寿堂のお香 天寶白檀 スティック型 7,700円(税込) コーン・渦巻型もあります(写真をクリックすると香源のインターネット通販のページへ移動します)
最初にご紹介するのは、やはり最初にピュアの中でも特に白檀の香りが強く出るお香を知っていただきたいのでこちらから。まずなんといっても、ピュアオブピュアなのが「天寶 白檀」の特徴です!もちろん使っているのは最高級である老山白檀で、素材本来の良さを限りなく純粋に表現するために、お線香を成形するために必要な「タブ粉」というつなぎ素材を限界まで減らし、かつタブ粉がもとから持っている微妙な香りのクセの影響を最小限に抑えた職人芸の塊です。
2)【精華堂】特選白檀 鳳雲(ほううん) ピュアな白檀の香り
こちらも限りなくピュア寄りの白檀香になります!白檀成分のピュアさにかけては天寶 白檀には今一歩及びませんが、現実的な話で言うと趣味用として使っていける価格の範囲では鳳雲に軍配が上がります。
実は鳳雲は天寶と比較すると圧倒的にお求めやすい価格なのです。天寶が24本入りのところ、鳳雲は70本入りで3分の1ほどの価格なので一目瞭然ですね。ただしどちらのメーカーにもこだわりと特有の味わいがあるので一概に言えませんが、お祝い事用の天寶と、ちょっといいことがあった日に焚いちゃう鳳雲、なんて使い分けはいかがでしょうか!
3)【日本香堂】毎日白檀香 現代的白檀の香り
現代的白檀の代表格がこちらです。メーカーは毎日香や青雲で有名な、東京の老舗・日本香堂です。名前からして「お仏壇で使う毎日香のシリーズかな?」かと思いきや、こちらは趣味用に焚かれる方の多いスタンダードな良い香りのお香です!華やかな現代的な白檀の香りになるので、部屋使いのお香としておすすめです。
お値段的にも同じサイズの毎日香と比較して倍程度になりますが、そこは趣味用にされる方にも満足していただけるクオリティの証拠です。なので、名前の通り「毎日焚いても飽きのこない白檀香」として長らく愛用されています。普段使いからおもてなしの演出まで、幅広くお使いいただけますよ!
4)【梅栄堂】白檀古香 古典的白檀の香り
現代的に続きまして、今度は古典的でお寺っぽい香りの白檀香です。メーカーは大阪・堺の梅栄堂で、香木と漢方薬をうまくブレンドした調合の多い老舗です。
こちらでご紹介の白檀古香ですが、慣れれば慣れるほど良さがわかってくる玄人向けな反面、ハマったらとことん安心して付き合っていけるタイプのお香でもあります。堺の老舗ならではの、がっちり掴んで離さない風格ある古典的白檀香、それが白檀古香なのです!
5)【玉初堂】花の象(しょう) ピュアな白檀の香り
こちらも同じく大阪の老舗メーカー・玉初堂からのご紹介です。この花の象は老山白檀本来の甘みと爽やかさをさらにスッキリとしたテイストでまとめ上げた、クセのない白檀香です!
花の象は玉初堂最高級線香シリーズ「香りの象」のひとつなのですが、他は伽羅・沈香系の調合ですが花の象のみ白檀ベースです。最高級ラインナップのひとつとして玉初堂の技術と感性が遺憾なく発揮されているので、玉初堂さんの香樹林シリーズがお好きな方ならすぐに納得いただけるクオリティでしょう!香りの象シリーズははおもてなし用に渦巻タイプも人気です。
6)【薫明堂】名香白檀 古典的白檀の香り
名香白檀は古典的な白檀の香りのお線香です。香りが良いのはもちろんですが、何よりの高評価ポイントはコストパフォーマンスがとても良いところです。お線香も消耗品ですから、実際にコスパを考えていくと買えるお値段帯は自ずと絞られてきます。それなら、比較的安くても良い香りのするお線香のほうがいいですよね?という現実的な観点からバランスの取れたのが名香白檀なのです!趣味用のお香としてお使いの方もたくさんいらっしゃいます。
薫明堂さんは小規模ながらも実力派で独自の味を持っている素晴らしいメーカーです。調香技法としては原料の基本となる白檀粉末にくわえ、白檀オイルや漢薬香料などを調合して作っているのですが、この配合バランスが絶妙で香料っぽくも漢薬っぽくもないのが隠れた技の冴えたポイントです。
7)【誠寿堂】ことのは 白檀 古典的白檀の香り
チャート上では「少し古典的で少し辛め」なのがこちらの、ことのは 白檀です。辛いといっても極端に辛いわけではなく、落ち着き払った香りの中に優しい甘みも見え隠れします。ここまでご紹介した白檀香のなかで、いちばん”さりげない”香りのお線香です。
主張をしないぶん個性が薄いというわけでもなく、かといって自分から語り掛けるようなことはしない言葉にならない優しさが「ことのは」になって聞こえてくる、そんなお線香です。
日本の芸道の一つに「香道」というのがありますが、その作法ではお香を「嗅ぐ」のではなく「聞く」と表現します。心を静かにして鳥のさえずりに耳を傾けるように、ただそこにある香りに心ごと委ねて香りを聞く。これが香道の心髄です。
実際に焚いていて気付くことですが、ことのは 白檀には主張しないからこその優しさがあり、ずっと寄り添っていても苦にならない不思議な魅力があります。香りは人を豊かにするもので、このお香には豊かな人であるためのヒントが隠されているようにも感じ取れます。少し疲れた方や、さりげない優しさをお求めの方におすすめです。
8)【精華堂】焚香 新角割 ピュアな白檀の香り)
お線香ばかりを紹介してきましたが、今回の紹介はあくまで「お香」です。なのでちょっと変わり種、再び精華堂さんから焚香 新角割の登場です。
こちらの使い方は、「印香」をご存知の方は同じ使い方で大丈夫です。または直接火を点けても焚けますので、縦筋に沿って三枚に割るか、豪快にそのまま正方形のままで焚いても結構です。
見慣れない方はとことん見慣れないこの商品ですが、これはいわゆる「空薫き(そらだき)」に使う形の角割の香木を模したお香です。実際の角割も同じくらいの大きさの正方形をしており、使うときは3枚程度に割って使う場合が多いです。ではなぜわざわざ粉々にして再成型したのかといえば、伝統的な形のお香を発想の転換でお気軽に楽しめる形にしたかったからなのです。
新角割シリーズは他にもシャム沈香・タニ沈香・伽羅も揃えておりますので、本当に良いものをほんの少しずつでいいから楽しみたい!という方にはうってつけの一品となっております。
9) 白檀 刻み
新角割をご紹介したなら、原料そのままの白檀も知っていただきたい!ということで白檀の刻みです。
刻みの状態は何に使うかと申しますと、主に匂い袋かお焼香に混ぜるかになります。匂い袋の調合のときは、白檀の常温で香る性質が重要なのでいちばん多く調合する原料となります。またお焼香を作るときは他の原料と混ぜ合わせて、もしくは単品で使って純粋に薫香を楽しむという使い方になります。
香源では匂い袋やお焼香に使う刻み原料はもちろん、お線香づくりに欠かせないタブ粉や粉末原料、練香づくり用の炭粉なども取り扱っております。原料の使い方のみならず、お香全般の相談などもご遠慮なくお申し付けください!
10)【香源】びゃくだん
ここまできて最後に、弊社・香源の白檀香をご紹介いたします。香源オリジナルお線香シリーズのうちの一つのびゃくだんですが、実は他社のピュア系白檀と比べてもだいぶピュアです。何を隠そう、香源オリジナルシリーズでは白檀や沈香のお線香にかけてはピュア志向をコンセプトにしているのです!なのでちょっとだけ良いお値段をしていますが、品質にかけては自負をもっておすすめしております。
たくさんのお線香を取り扱う問屋発祥の香源だからこそ、良いものをたくさん知っていることを軸にしてお線香開発をしております。なので「色々あり過ぎて迷っちゃう!」という方には、ぜひ香源オリジナルをお手に取っていただいて、今後の指標にしていただきたいと思っております。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はランキング形式で10選とさせていただきましたが、当店の取り扱いから絞りに絞っての10選でした。本当はもっとご紹介したい白檀香もあり、皆さんにピッタリのお香も他にあるかもしれません。この場では伝えきれませんが、実際に店頭にお越しいただいて、お香コンシェルジュの私どもにご相談くだされば、より良い貴方だけの「好き」を見つけられることでしょう。
店頭で選んでも選びきれない!という方には、香源オリジナルの「白檀&沈香 お香20種セット(各種2本入り)」なども用意しております。オリジナルと言いつつも、中身は全国のメーカー商品を良いとこどりして凝縮した20種となっております。気になった方は香源の通販ページ、もしくは東京・名古屋の各店舗へお立ち寄りくださいませ!
香源東京銀座本店
〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目14-15
TEL:03-6853-8811
営業時間:10時17分~19時17分
定休日:無し ※年末年始のみ休み
駐車場:店舗前に有料駐車場あり
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