香源News2019年10月22日
お香屋さんの作った入浴剤
香木・漢薬などの老舗香原料メーカー、長川仁三郎商店の人気商品が、リニューアルして新発売しました。
寒くなってきたこれからの季節には欠かせない『入浴剤』。
ラインナップは、『白檀湯』と『霍香湯』の2種類です。
『白檀(びゃくだん)』とは香木の一種で、サンダルウッドとも呼ばれます。
採取される地域で香りが少しづつ異なりますが、特にインドのマイソール地方で採れるものが最高級とされ、『老山(ろうざん)白檀』と呼ばれます。
お線香の主原料としてだけでなく、その香りから高級扇子の骨部分にも使われています。
古くは場を清め、浄めるための香としても焚かれていました。清涼感のある甘みが特徴です。
『霍香(かっこう)』とは香原料の一種で、パチョリ・パチュリなどとも呼ばれます。
シソ科の多年草植物で、アロマではリラックス・疲労回復効果があるとされています。
お香では保香材として用いられますが、特に白檀との相性が良く、白檀の香りを引き立てる名脇役といった感じでしょうか。
さっぱりとした、オリエンタルな香りが特徴です。
この香りはリニューアル前も大変に人気だった商品です。
前回の固形型から、お湯により溶けやすいパウダー状になりました。
ミルキー成分配合で、白く優しく濁るお湯の色とともに肌あたりもやわらかく、1日の疲れを癒すお風呂のリラックスタイムにはピッタリです。