線香づくりに欠かせない名脇役たち~植物編PART1~
近年ご来店いただくお客様の中には「お線香って何が入ってるの?」というような質問されることがあります。今回は線香に用いる名脇役たちに関する疑問にお答えし、お客様にお香の魅力について紹介していきます。
お線香を作る際には粉末の香料を混ぜ合わせ、タブ粉と呼ばれる成形するためのベースとなる素材と水を加えて練り上げます。それを成形してスティック状にしたりコーン型、渦巻型にします。
椨粉(たぶこ)
椨はクスノキ科の常緑高木で椨粉は椨の皮の部分を乾燥させて粉にしたもので、椨自体には強い香りがあるわけでなくほかの香料の邪魔をしない点、線香づくりに適切な粘性がある点が線香づくりのベースとして適しています。
香料と椨粉の比率ですが、一般的に香料が多いと香りが強く折れやすくなり、椨が多いと香りが弱く折れにくくなります。
香源でも椨香は香源ECサイトからお求め頂けます。必要に応じて用意しております。
30g
100g
1000g
桂皮(けいひ)
クスノキ科ニッケイ属の常緑樹の樹皮で、別名をシナモンといいます。その独特の甘さと辛い香りが食用として重宝されており、また血行を促進し身体を温める作用から漢方薬などにも広く用いられています。
香源でもお香の原料として購入することができます。
匂袋・焼香用の刻はこちらから、線香練香用の粉末はこちらからお求め頂けます。
丁子(ちょうじ)
フトモモ科チョウジノキの開花直前のつぼみを乾燥させたもので釘に似た形状から丁子と呼ばれています。クローブとも呼ばれ、肉料理などにも用いられています。
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藿香(かっこう)
パチュリとも呼ばれるシソ科のカワミドリの葉と茎の部分を乾燥させたもので、昔から香料や薬の原料として使われてきました。ウッディですっきりした香りが特徴の香料になります。
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甘松(かんしょう)
オミナエシ科の草木の根や茎の部分になります。甘い松と書きますが、甘さだけでなく酸味苦味がある独特の香りがあります。
香源でもお香の原料として購入することができます。
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他にもたくさんの香原料が使用されています。
長くなりそうなので、今回はここまで。次回PART2お待ちください。
追記PART2投稿しました。