お香手作り体験~出張講座日記②~

秋が深まるにつれ、練香に最適な季節がやってきます。

「練香」とは、平安時代から親しまれている丸薬のようなお香のこと。香木や漢薬を主体とし、蜜や梅肉をつなぎとして一緒に練りあげたものです。

可愛らしい兎の香合に手作りの練香を入れていただきました♪

今回は先月(9月29日)に茶道会の皆さまがご参加頂いた出張講座にて、練香の手作り体験教室を開催いたしました。茶道では、11月~4月頃の炉を使う季節に合わせて練香を炉の中で焚きますが、炉の中の炭でじっくりと熱せられることでお部屋にほんのりと香りが広がります。

体験教室では、まず香木そのものや原料についてご紹介。今回の講座では、白檀や沈香の香木標本や、桂皮(シナモン)やかっこう(パチュリ)のなどの漢薬の標本を実際にご覧いただきました。

お香作りにはかかせない香木や香原料

次に、平安時代から続く香りのテーマ「六種の薫物」に関してお話をしていきました。

今回の体験教室では、この六種の薫物の中から、お好みのテーマをおひとつずつお選びいただきました。ちなみに六種の薫物とは、平安時代に書かれた「源氏物語」の中にも登場する春夏秋冬の四季とその他2種を合わせた6種類から成る香りのテーマです。

六種の薫物

梅花…春(梅の花のような華やかな香り)
荷葉…夏(蓮の花のような涼やかな香り)
菊花…秋(菊の花をイメージした香り)
落葉…冬(木の葉が散るあわれさをイメージした香り)
侍従…通年(もののあわれさを思わせる香り)
黒方…賀(お祝い事に使用する、奥深さを感じる香り)

皆さんが熱心に耳を傾けていらしたので、スタッフの話にも熱が入ります!

スタッフからの説明の後、いよいよ作業開始!
予め用意をしたボウルとスプーンを使い、原料を混ぜ合わせていきます。

体験教室ではお道具と一緒にプリントもお配りしています

ひとつずつ丁寧に原料を入れていきながら混ぜ合わせると、香りがたって強く感じるようになります。
お教室内があっという間にお香の香りに包まれ、あちこちのテーブルから「良い香り~!」との声が♪
全ての原料を混ぜ終えると、次に練香の繋ぎとなる蜂蜜を加えて練っていきます。
焚いた時に蜂蜜の甘みもほんのりと加わるので、なんとも言えない柔らかい香りになりますよ。

少しずつ蜂蜜を加えていきます

蜂蜜を加えると急に重くなるので少し力が必要になります。ご参加いただいた男性方にも手伝って頂きながら、皆さん協力し合って練り上げていきました!全体が黒っぽくなると、いよいよ成型作業に入ります。

成型作業では、くるくると手でまわしながら小さなお団子を作っていきます。小さな練香をひとつずつ作る方もいれば、だんだんと大きなお団子になっていく方もいらっしゃいますが、大きさが違うのもオリジナルならでは!とても楽しんでくださいました。

出張講座は練香以外にも匂い袋やお線香作りの体験教室も行っております。ご興味があればお気軽に店舗スタッフ、または下記へお問い合わせください。

香源 上野桜木店 お問合せフォーム
https://okoh.co.jp/uenosakuragi/contact/
☎03-3827-6666
営業時間 9:17~18:17 (定休日:年末年始)

「香源 上野桜木店のアクセス情報はこちらから → 香源 上野桜木店 〒110-0002 東京都台東区上野桜木1丁目10-16 TEL 03-3827-6666

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